メディア・クエスター

メディア・コンテンツ業界に関する発信(海外やビジネスモデルへの言及が多い) 連絡はqumaruin(あっと)gmail.comまで。

<書籍>

・「進め‼︎東大ブラック企業探偵団」(講談社)


<メディアでの連載>

・現代ビジネス「米国メディア業界のビッグピクチャー」http://gendai.ismedia.jp/category/ookuma

・東洋経済オンライン「アメリカ・最先端メディアの味わい方」

http://toyokeizai.net/search/author?category%5B%5D=TK%3E%E8%A8%98%E4%BA%8B&category%5B%5D=TK%3E%E5%A4%96%E5%A0%B1&author_name=%E5%A4%A7%E7%86%8A%20%E5%B0%86%E5%85%AB

・NewsPicks「進め‼︎東大ブラック企業探偵団」

・NewsPicks「THE大組織イノベーターズ」https://newspicks.com/user/9012/

・ハーバー・ビジネス・オンライン http://hbol.jp/96259

・現代ビジネス「現役東大生が明かす「成功する就活の秘伝」」

・ワンキャリア「ブラック企業探偵の就活塾」https://www.onecareer.jp/articles/259



<単発記事・寄稿>

・東京新聞「my book,my story」

・クーリエ・ジャポン「就活時にはわからなかった大手企業新卒1年目たちのホンネ」https://courrier.jp/news/archives/48256/

・co-media


他、blog記事多数



<テレビ出演>

・テレビ朝日「キスマイ魔ジック」

・フジテレビ「おじゃMAP‼︎」

・フジテレビ「めざましテレビ」

・TBS「直撃コロシアム」

・TBS「好きか嫌いか言う時間」※6/30放映予定

・テレビ東京「仰天パニックシアター」



<ラジオ出演>

・毎日放送ラジオ「報道するラジオ」https://www.youtube.com/watch?v=9AN-jRL1hGw

・東京FM「サードプレイス 本のソムリエ」

・JFN「THE VOICE」

・RakutenFM「たかまつななのニュースバラエティ」



<インタビュー掲載>


・産経新聞「就活生必見! ブラック企業を見抜くには? 23歳東大生が指南本『東大ブラック企業探偵団』を出版」

・京都新聞「東大生、夢の小説出版」

・日刊ゲンダイ
・streetJACK クラウドファンディング特集 

・日刊SPA! 「現役東大生が分析した「ブラック企業の見破り方」」http://nikkan-spa.jp/1075315

・弁護士ドットコムニュース「「変化に適応できない企業はダメ」 現役東大生が教える「ブラック企業」の見分け方」https://www.bengo4.com/c_5/n_4461/

・UmeeT「「東大のゴミ」じゃ終われない!」 http://todai-umeet.com/article/6039/など3記事

・本to美女http://hontobijo.jp/special/u25/u25_20160327
・東京大学新聞「いま東大で最も売れている本『進め!!東大ブラック企業探偵団』著者インタビュー」http://www.todaishimbun.org/black-company0304/

・繋がリアンhttp://tsunagalien.com/no.504.html


・co-media


<書評掲載>

・週刊ダイヤモンド

・現代ビジネス「ニュースの深層」http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/48093


他、blog記事多数



<講演・イベント・対談など>

・「アメリカ新興メディア業界の最前線を知る」(佐々木俊尚氏との対談)http://logmi.jp/83010

・「注目すべき海外先進メディアとトレンド最前戦」(藤村厚夫氏、佐藤慶一氏、石田健氏との対談)http://globalmedia.peatix.com/view?utm_content=buffercc0b2&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

http://togetter.com/li/857324

・スローガン「プレミアムキャリアサミット」登壇http://pcs-tokyo.goodfind.jp/

・公認会計士清風会 第44期 第7回月例会

・早稲田大学大隈塾「進ぬ!早大ブラック企業探偵団」

・ニコニコ超会議2016(山崎元さんと対談)http://logmi.jp/144983


 こんにちは、大熊(くまりん)です。僕の「アメリカ新興メディア突撃取材」の日が迫ってきたので、改めて僕がリサーチをするアメリカのメディア業界の流れについて、いくつかの数字を追いながら解説してみたいと思います。

①紙メディアの衰退

大事な大事な画像
(出典:WAN-IFRA 2013)

どの先進国でも紙の出版・新聞は斜陽ですが、北米の衰退は世界で一番激しいです。なんと5年間で広告収入は30%弱も落ち込みました。

②人材面―質・量ともにウェブに移動

1)紙の大物メディアマンが移籍

(出典:Pew Research Center)

 そんな状況を受けて、一昨年(2013年)から昨年(2014年)初頭にかけてだけでも、伝統的な大手メディアから新興メディアに移籍した大物はこんなにいます。
 今年に入ってもさっそく、「New York Times」のAmy O'lrearyが 「Upworthy」に移籍というニュースが流れました。
 しかも、1人1人が何十万人もTwitterのフォロワーを集めるようなスター選手です。例えばWashington Postから移籍したEzra Klein氏のフォロワー数は72万人以上。
ezra

日本でいえば田原総一郎さんのフォロワーが約57万人ということからも、その規模が測り知れます。


2)ウェブメディアが採用拡大
 使える図
(出典:pew research centerのインタビューによるhttp://www.journalism.org/2014/03/26/the-growth-in-digital-reporting/)

フルタイムで働く編集員が100人を超すメディアも珍しくなくなってきました。世界中に展開する名門経済紙「The Economist」でも記者・編集者の合計はたった75人。人員の規模では上回るウェブメディアが多数出てきています。 

③資金面―さまざまなウェブメディアにお金が集まる

(出典:Privcoなどから、筆者調べ Buzzfeedは複数回調達) 
 
 その背景には、米国のベンチャー投資家の機敏な反応があります。FacebookやTwitterにも投資したことで知られるAndressen Holowitzから2014年に5000万ドルの投資を受けたBuzzfeedは、時価総額8億5000万ドルを見こまれ、今も急拡大中です。100万$以上の投資を受けたメディアだけでもこれほどあります。



 しかし、これほど盛り上がりを見せるアメリカ新興メディア業界ですが、その市場規模は紙の衰退を補うには程遠いままです。今日ここで挙げたようなプレイヤーたちは何を考え、イノベーションを興していくのか。
 それを調べるために、来月末にいよいよ現地に乗り込んでいきます。

 前編では、書き起しサービス「Logmi(ログミー)が立ち上がった経緯と、著作権問題への姿勢についてお伝えしました。後編ではその現状とこれからの可能性を探ります


経済メディアなのは結果論

ーー現在のログミーは、ビジネス系の記事がとても多く、経済メディアの「NewsPicks」などでもよくランキング入りしています。経済系はPVが稼げるからといった理由ですか?

 

 著作権関連がクリアに近く面白い動画を書き起していったら、結果的にビジネス系が多かったというだけで、もともとビジネスメディアにしたかったわけではありません。

    IT起業家向けのイベントであるIVSと公式パートナーになったことで、ビジネス系のコンテンツがよりいっそう増えることとなりました。読みたいもの・読みたくないものがはっきりしているハイリテラシーなユーザーさんが多く集まることとなったので、今のログミーはこのままの方向性で育てます。

    その上で、例えばスタバで行われるガールズトークをひたすら書き起こす「ガールズLogmi 」とか、横展開で別なものも作っていきたいです。

割りにあわない「記者会見書き起し」もやるワケ

 ただ、今のログミーでも経済系以外で意図的に注力している対象に、記者会見の書き起こしがあります。

 本来、発言の内容を全文書き起こせば誤解は生じようがないはず。でもメディアは自分たちの伝えたいように切り取って編集することがあります。そうした危険から、発言者を守りたい。

 全文ログを作れば、通信社よりリアルな生の情報に、一般人でもリーチできるようになります。私はこれまで編集の仕事もやってきましたが、ある意味、ログミーでは一回編集というものを否定してみよう、という考え方から出発しています。

 

 それに記者会見の場には大勢の記者が押し寄せますが、全員が同じ場所にいて同じようなことを聞き、同じような質問をするのは資源の無駄だという問題意識があります。「どうせログミーが書き起こすから、そこは任せて別の人に詳しいことを聞こう」といったように記者がより人間にしかできない創造的な作業に集中できるようになればいいと思っています。

 そういったことをいわばログミーの「裏テーマ」として掲げているので、PVは多くとれませんが、記事の2割程度は記者会見の書き起しです。

ログの「解析」という役割

ーーログミーはメディアでありながら、メディアの役割である「編集」を一度否定してみるというのはとても面白いです。

 

 「ログ」の可能性って、メディアだけじゃないんですよ。僕が元々いろんなメディアの立ち上げ人だったから、Yahoo!ニュースと提携したり、見出しやタイトルをつけて「記事」にしたりとメディアっぽくなっているというだけです。余計な小見出しもつけない単なる議事録のようなものでもアリなんですが、現在のネットの仕組みではメディアにしたほうがより多くの人に届くからしているというだけに過ぎません。

 

ーーそれでは、ほかのあり方とは。

 

ログミーには3つの役割があると思っています。

 

ログを作る。

ログを拡散する。
 
ログを解析する。 

 このの部分にも力を入れていきたいんです。長いログのどの部分がシェアされているのかを解析すれば、バズる言葉の法則も分かるでしょうし、そのログの要点もすぐわかるようになります。

そうすると、例えば記者会見の書き起こしからどこが引用されやすいか 何百個も解析してマーケティングデータをとっていくうちに、「ウケる選挙演説の作り方」なんてものが作れるかもしれません。

そしてそのログを論文として引用したりニュースで引用したりと自由に使えるようにしたいです。

次の展開は「CGM

ーー最初に取材を申し込ませていただいた昨年7月頃に、リニューアルに向けて準備中とおっしゃっていました。それは解析を増やしたり、経済以外の分野でのログミーを作っていくということでしょうか?

 

 いえ、それとはまた別です。利用規約をちゃんと定め、今のログミーをよりクリーンな方向へもっていきたいというのが1つです。

 もう1つ新しいのは、誰でも書き起こしを投稿できるCGMを作ろうと思っています。

 昨年のソチ五輪のとき、森元首相が浅田真央ちゃんをdis って炎上 という出来事がありました。あれって実は福岡市の講演会での発言なんですが、あれも全文を読むとまた違った印象を受けます。そういったものを書き起したいんですが、編集部で全部集めるのは不可能です。それで、地方の協力者を募りたいというわけです。

 ほかにも例えば沖縄の基地問題については、正直、地元の新聞が正確に伝えていないケースも多くあるかと思います。本当は誰が何を言ったのか正確に伝える「本当の議事録」を人力で作れないか、試してみたいのです。

 

ーーCGMにすると、違法な書き起こしがアップされるなどの問題も起こりそうですが、対策はありますか?

 

 どういうCGMになるかは、そのメディアに醸成される「雰囲気」次第だと考えています。芸能人の発言をまとめるぐちゃぐちゃなサイトになるか、先ほどの政治の問題や、大学の講義を書き起こすような公益性の高いものになるかは、雰囲気作り次第です。それこそがプロデューサーの仕事だと考えています。

 

インタビューの全体を通して語られたのは、とにかく「ログ」の可能性を広げたいという強い思いでした。名うてのメディア・プロデューサー川原崎編集長のもとでログミーが今後どんな成長を遂げるのか、楽しみです。

 

↑このページのトップヘ